「アングレカム」の英語は4つ!?意味の違いや由来も解説!
カテゴリ「英語名」この記事は約 3 分で読めます。
アングレカムと言えば、
夜に良い香りを放つラン科の花です。
一般の園芸店などで見ることはあまりなく
日本では珍しい花です。
マダガスカル原産で
希少価値の高い
ランなんだよ!
さて、そんなアングレカムは
英語でどんな表現をされているのでしょう。
早速見ていきましょう。
「アングレカム」の英語は?
そんなアングレカムを
表す英語は以下の4つです。
➀「angraecum」
➁「christmas orchid」
➂「darwin’s orchid」
➃「comet orchid」
ここで、この4つの英語を
「ネイティブはどのように使うの?」
と言う疑問について解説したいと思います。
「アングレカム」の英語ニュアンスの違いは?
➀「angraecum」
【発音:アングレクム】
これは学名になります。
アングレカムは土に根を張るのではなく、
岩や樹木などに根を張る着生ランです。
語源はその“着生ラン”をマレー語で
angurek(アングレック)
といい、そこから学名である
angraecumとなりました。
➁「christmas orchid」
【発音:krísməs ˈɔɚkɪd 】
【発音:クリィスマァス オー(ル)キィドゥ】
英語でchristmasはクリスマス
orchidはランです。
つまり、
「クリスマスの頃に咲くラン」
ということが、語源となっています。
ちなみに、アングレカムの開花時期は
11月頃から4月頃までで、
冬から春にかけて咲きます。
➂「darwin’s orchid」
【発音:ˈdɑrwɪnz ˈɔɚkɪd】
【発音:ダァールゥィン(ヌ)ズ オー(ル)キィドゥ】
orchidはランを表す英語です。
darwin’sといえば
イギリスの自然科学者であり
進化論で有名なあのダーウィンです。
ここで、
「なぜダーウィンのランと呼ぶの?」
と疑問になります。
アングレカムにはとても長い
蜜を貯蔵している「距」
という器官があります。
ダーウィンは
「距の蜜を吸う口吻の長い蛾がいるはずだ」
と推察しました。
しかし、
ダーウィンが生きている間には
発見に至りませんでした。
ダーウィンの遺志を継いだ研究者達により
ダーウィンの死から数十年後。。。
アングレカムの長い「距」から蜜を吸う、
「キサントパンスズメガという蛾(ガ)」
が発見されたのです。
その経緯からダーウィンのラン
と呼ばれるようになりました。
少し長くなりましたが。
ダーウィンは正しかった、
何とも素敵なお話ですよね。
➃「comet orchid」
【発音:kάmɪt ˈɔɚkɪd】
【発音:カァミィトゥ オー(ル)キィドゥ】
cometは「彗星」「ほうき星」を表し
「花姿が星のような形をしていること」
から、こう呼ばれることもあります。
ですが、他のランで「彗星ラン」
と呼ばれるランがあるため
アングレカム独自の名前とは
言い難いですね。
以上、アングレカムの
英語についてご紹介しました。
一般的にアングレカムを表す場合は
・angraecum
・darwin’s orchid
どちらでも通じると思うので
覚えやすい方を使いましょう。
また、花言葉なども知りたい方は
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