仕組み

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マジック桜を買ったことがあるかたは分かると思いますが、付属の液体をかけるだけで咲く不思議な桜。

やっぱり多くの人がこう思うでしょう。

咲花
咲花
マジック桜ってなんで咲くの?

この液体だけで咲く不思議な現象、今回はその仕組みを簡単に解説していきたいと思います!

「マジック桜」の主な成分は?

マジック桜のきもとなる謎の液体「マジックウォーター」

ジャスミン
ジャスミン
この液体の正体は「酢酸ナトリウム」という物質なんだよ!

この酢酸ナトリウムの化学式はCH₃COONa。

簡単に言うと、お酢の主成分「酢酸」と食塩の成分「ナトリウム」が結びついた化合物です。

白色の粉末で、わずかに酸味があります。

「化合物って安全なの?」と思ったかたもいるかもしれませんが、食品添加物として認められている比較的安全な物質です。

実際の用途では、「食品添加物」「使い捨てカイロ」「繊維産業(染色の色を調整する媒染剤)」などが有名なところではないでしょうか。

「マジック桜」が咲く仕組みは?

では、このマジックウォーターの酢酸ナトリウムがどうなっていくのでしょうか。

①酢酸ナトリウムが紙の木に付着する

②紙の繊維により上に浸透していく

③ここから少しずつ蒸発していき酢酸ナトリウムが飽和します

④飽和した酢酸ナトリウムが結晶化します

桜花
桜花
けっしょう?と言葉はよくわからないですが、綺麗なものなのですね。

少し難しい話だったかもしれませんが、蒸発する過程で酢酸ナトリウムが再結晶化しており、この結晶が桜の花のように見えるという仕組みです。

また、この紙(木)も結晶が成長しやすい特殊な構造になっています。

こういった化学的な仕組みなので、気温や湿度で桜の咲き方や咲くまでの時間が違ったりもするんですね。

マジック桜は正確な販売数はわからないですが、2025年で50万個以上は売れていると思われる人気商品です。

子供の自由研究や単純に子供と楽しみたい、外に出たくないけど家でプチお花見を楽しむ、その用途は様々ですが種類もいろいろあるのでぜひ気になる方は手に取ってみてはどうでしょうか?



マジック桜、あなたが育てる桜。12時間であなたの桜が咲きます!

この記事を書いた人

あき
あき
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