「桐(キリ)」の英語は4つ!?ネイティブが使うのはどれ?
カテゴリ「英語名」この記事は約 2 分で読めます。
桐(キリ)という植物は
日本では非常に親しまれた植物で、
古くから親しまれている落葉広葉樹です。
「泡桐」
「白桐」
とか、別名が
たくさんあるんだよ!
これは中国から外来した時に、
一般的な桐を「白桐」
アオギリ(別の種類)を「青桐」
として区別していましたが、
現代では一般的な桐を「泡桐」
アオギリを「梧桐」
と呼ぶようになりました。
和名にも紛らわしい呼び方がありますが、
英語ではどう呼ぶのでしょうか?
「桐(キリ)」の英語は?
では、さっそく見ていきましょう。
①「Princess tree」
②「Empress tree」
③「Foxglove tree」
④「Paulownia tomentosa」
このように4種類の表現方法がありますが、
「どれを使えば良いの?」
「何でこんなにあるの?」
などの疑問もあると思います。
ここから簡単ですが、
1つずつ解説していきたいと思います。
「桐(キリ)」の英語ニュアンスの違いは?
①「Princess tree」
直訳すれば「王女の木」になります。
この英語名には歴史的な由来があります。
学校で歴史の教科書に掲載されている
「フィリップ・フォン・シーボルト」
と言う人がその由来の根源になります。
彼はドイツの医者であり植物学者でありましたが、
彼が日本に来ることで、
日本の「桐」が世界に紹介されました。
その時に当時のオランダ王妃であった
アンナ・パヴロヴナに
「日本植物誌」で献名したのが最初です。
つまり、シーボルトのつけた
桐の属する属名“Paulownia”と
王女に由来する名を当てました。
②「Empress tree」
先ほどの言い換えとなりますが、
Empress treeを直訳すると
「女帝の木」「皇后の木」
となります。
③「Foxglove tree」
Foxglove treeは別名のようなもので
「狐の手袋の木」
と呼ばれる場合もあります。
④「Paulownia tomentosa」
Princess treeが決まる50年以上前、
桐は既にスウェーデンの
植物学者によって分類命名されていました。
その際、“Paulownia tomentosa”を
「桐の学名」とすることにしたのです。
そして、シーボルトが献名した名称との
折衷案が出され、一般名称は
“Princess tree”ということで決着しました。
どうでしたか?
桐は「五七桐花紋」という
内閣総理大臣紋章にもなっています。
また、嫁入り道具として
「桐ダンス」が重宝されたりと、
日本人にとっては歴史ある花と言えますね。
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