「桐(キリ)」の英語は4つ!?ネイティブが使うのはどれ?

カテゴリ「英語名
2021.11.03
桐

この記事は約 2 分で読めます。

桐(キリ)という植物は

日本では非常に親しまれた植物で、

古くから親しまれている落葉広葉樹です。

咲花
咲花
和名では
「泡桐」
「白桐」
とか、別名が
たくさんあるんだよ!

これは中国から外来した時に、

一般的な桐を「白桐」

アオギリ(別の種類)を「青桐」

として区別していましたが、

現代では一般的な桐を「泡桐」

アオギリを「梧桐」

と呼ぶようになりました。

 

和名にも紛らわしい呼び方がありますが、

英語ではどう呼ぶのでしょうか?

「桐(キリ)」の英語は?

花

では、さっそく見ていきましょう。

①「Princess tree」

②「Empress tree」

③「Foxglove tree」

④「Paulownia tomentosa」

 

このように4種類の表現方法がありますが、

「どれを使えば良いの?」

「何でこんなにあるの?」

などの疑問もあると思います。

 

ここから簡単ですが、

1つずつ解説していきたいと思います。

「桐(キリ)」の英語ニュアンスの違いは?

英語

①「Princess tree」

直訳すれば「王女の木」になります。

 

この英語名には歴史的な由来があります。

 

学校で歴史の教科書に掲載されている

「フィリップ・フォン・シーボルト」

と言う人がその由来の根源になります。

 

彼はドイツの医者であり植物学者でありましたが、

彼が日本に来ることで、

日本の「桐」が世界に紹介されました。

 

その時に当時のオランダ王妃であった

アンナ・パヴロヴナに

「日本植物誌」で献名したのが最初です。

 

つまり、シーボルトのつけた

桐の属する属名“Paulownia”と

王女に由来する名を当てました。

 

②「Empress tree」

先ほどの言い換えとなりますが、

Empress treeを直訳すると

「女帝の木」「皇后の木」

となります。

 

③「Foxglove tree」

Foxglove treeは別名のようなもので

「狐の手袋の木」

と呼ばれる場合もあります。

 

④「Paulownia tomentosa」

Princess treeが決まる50年以上前、

桐は既にスウェーデンの

植物学者によって分類命名されていました。

 

その際、“Paulownia tomentosa”を

「桐の学名」とすることにしたのです。

 

そして、シーボルトが献名した名称との

折衷案が出され、一般名称は

“Princess tree”ということで決着しました。

 

どうでしたか?

桐は「五七桐花紋」という

内閣総理大臣紋章にもなっています。

 

また、嫁入り道具として

「桐ダンス」が重宝されたりと、

日本人にとっては歴史ある花と言えますね。

 

また、花言葉なども気になる方は

こちらの記事も読んでみて下さいね。

この記事を書いた人

あき
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