「馬酔木(アセビ)」の2つの英語・由来まとめ!
カテゴリ「英語名」この記事は約 2 分で読めます。
馬酔木は万葉集に10首も
読まれているのに加え、
生垣や盆栽としても
楽しまれていることから
「古くから日本人に馴染みある花木」
であることが分かります。
読み方が少し特殊で
「あせび」と呼ぶのは知っていないと
中々読めないですよね。
そんな馬酔木ですが、外国では
どのように呼ばれているのでしょうか?
今回は英語から和名の由来まで、
名前に関して紹介したいと思います。
「馬酔木(アセビ)」の英語・由来まとめ①!
「馬酔木」は英語での呼び方は
二通りあります。
・Pieris japonica
・Lily of the valley bush
では、このそれぞれの読み方や使い方、
由来などを解説していきたいと思います。
①「Pieris japonica」
[発音:ピエリス ジャポニカ]
「Pieris」というのは
「ギリシャ神話の女神の名前」
で、その名前にちなんで
付けられた学名です。
「犠牲・献身」というギリシャ神話を
もとにした花言葉もあるほどなので、
馬酔木の見た目と女神のイメージが
一致したのかもしれませんね。
「japonica」というのはそのまま
「日本」
という意味です。
日本のアセビで
「Pieris japonica」ということは、
そういった名前が付くほど
日本のアセビは有名なんですね。
「馬酔木(アセビ)」の英語・由来まとめ②!
②「Lily of the valley bush」
[発音:リリーオブザバレリーボッシュ]
実はこの呼び方は非常にまぎらわしく、
「Lily of the valley」で花の
「鈴蘭(すずらん)」
を意味する英語に変わります。
(※ちなみに上の写真は鈴蘭です)
「bush」というのは
「低木」
を意味しているので、
直訳すると「低木の鈴蘭」となります。
確かに馬酔木の花は
鈴蘭と似通っているので、
この名前が付けられているのでしょう。
「馬酔木(アセビ)」の和名・由来まとめ!
日本原産の馬酔木はヤポニカ種と呼ばれ、
それ以外にも世界に
大体10種類の馬酔木が存在します。
日本以外では、北アメリカや
東アジア、ヒマラヤに分布しています。
しかし、一般的に馬酔木を指すときは
日本原産の花木であることが殆どです。
そんな日本が誇る馬酔木が
何故「アセビ」と
呼ばれるようになったかと言うと、
「馬が食べると酔ったような状態になる」
ことが由来です。
そもそも何故
馬が酔ったようになるかと言うと、
馬酔木に含まれている
アセボチンという成分が有毒だからです。
しかし、実は馬が馬酔木を
食べることは無いそうなので、
「毒があるから気を付けて!」
という注意喚起の話なのでしょう。
ちなみに実際に食べてしまうと、
嘔吐、下痢、腸からの大量出血が
起こるので本当に危険です。
絶対に食べないようにしましょうね。
また、少し出てきましたが
花言葉などが気になる方は
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