山吹(ヤマブキ)の花言葉、英語名は?その由来も紹介!

カテゴリ「花言葉 4月 5月
2018.08.25
2020.03.15

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かつて日本では濃く鮮やかな黄色は

「山吹色」と呼ばれていました。

 

今回はそんな色が名前になっている

「山吹(ヤマブキ)」

の花言葉、英語名、その由来なども

紹介したいと思います。

山吹(ヤマブキ)のどんな花?英語名も!

和名:山吹(ヤマブキ)
別名:面影草(オモカゲグサ)
別名:鏡草(カガミグサ)
英語名:Kerria
英語名:Japanese rose
学名:Kerria japonica
分類:バラ科ヤマブキ属
旬:4~5月
原産:日本、中国、朝鮮半島
 

ヤマブキは日本や中国・朝鮮といった

東アジアに自生する低木で、

鮮やかな黄色の花を咲かせることで知られています。

 

日本では北海道から九州まで自生するため、

古くから和歌の題材とされたり、

意匠として用いられてきた植物でもあります。

山吹(ヤマブキ)の和名、英語名の由来は?

和名「山吹(ヤマブキ)」

の由来については諸説あります。

 

ヤマブキの細くしなやかな枝が風で揺れる様子を

「山振り」と言っていたのが

転訛してヤマブキになったとも、

黄色い花が山を埋め尽くす

山春黄(やまはるき)

からきているとも言われています。

 

別名「面影草」は結ばれない恋人同士が

互いの姿を写した鏡を埋めたところ、

そこからこの花が咲いたことに因みます。

 

英語名「Kerria」はこの種を発見した

スコットランドの植物学者

ウィリアム・カーから取られています。

山吹(ヤマブキ)にまつわる逸話とは?

ヤマブキにまつわる逸話として、

室町時代の武将太田道灌(どうかん)

のエピソードを紹介します。

 

ある日、道灌はにわか雨に遭い

近くの農家に雨具として、

蓑(みの)を借りようとしたら、

そこの娘が一輪のヤマブキの花を出してきました。

 

道灌はとても腹を立てながら帰って

この話を家臣にしました。

 

それは『後拾遺和歌集』の

「七重八 重  花は咲けども

山吹の実の一つだに  なきぞ悲しき」

という歌にかけて蓑(みの)も

出せぬほど暮らしに困窮している

という心情を伝えたれています。

 

このことで、

道灌は己の古歌に対する無知を恥じて、

歌道に励み歌人としても名を馳せるようになった

と言われています。

 

「貧しい家である」ということを言葉で

直接伝えるのではなく

歌になぞらえた行為で表すことで伝える、

この時代らしいエピソードでした。

 

ちなみにこの太田道灌ですが、

江戸城を最初に築城した人物でもあります。

山吹(ヤマブキ)の花言葉は?

花言葉:『気品』『崇高』『金運』

 

ヤマブキの鮮やかな黄色が気品を感じさせ、

貴族など特権階級の人々が好んで

衣服に用いたことから

『気品』や『崇高』

といった花言葉が付けられています。

 

また、

ヤマブキの色が財産の「金」を思わせることから

「金運」を表すようになったほか、

しばしばお金の隠語としても

使われることもあります。

 

時代劇などで

「山吹色の饅頭を持ってきました」

と言って饅頭の箱に隠した小判を渡すやりとりは、

もはやお約束のネタとなっていますね。
 

この記事を書いた人

あき
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