椿の「季語」の意味、使い方、時期まとめ!
カテゴリ「花雑学」この記事は約 4 分で読めます。
椿の花は、私達の想像以上に
古くから日本人に愛されています。
歌に詠まれ、
江戸時代には
将軍、大名、公家
などが好んで
育てていた花です。
その為、その美しい椿の姿を
「季語として使う」
ことに人気が出ました。
この季語ですが、いざ使おうとすると
「どういった意味を持つの?」
という部分を理解していないと
ただ椿の花を入れただけ
になってしまいますよね。
そこで今回は椿の季語の
意味、使い方、時期などを
紹介していきたいと思います。
「季語」の意味は?何個あるの?
まずそもそも季語とは何か、
簡単に確認しておきましょう。
季語は連歌、俳諧、俳句において、
「特定の季節を表す言葉」のことです。
詩の季節感や
風土、感情を表し、
詩の奥深さを
出すものなんです。
南北朝時代には
「40」しかなかった季語も、
時代や文化が成長すると共に増えていきます。
各地の風物、年中行事などが取り入れられ、
現代に置いて季語は何と
「5000」を超えているんです。
「椿の季語」の時期は?
椿が咲くのは
冬から春にかけての期間ですが、
椿は「春(三春)の季語」として使われます。
三春とは初春・仲春・晩春のことで、
今の時期に合わせると
「2月~5月始め頃」になります。
椿は品種によって、
ほぼ一年中何かの品種が咲いていますが、
多くは冬の1月~4月頃に咲きます。
寒さを越えるので
「耐冬花」
(たいとうか)
とも呼ばれるんですよ。
木の春と書いて「椿」となるように、
昔から春の花として
椿は考えられているようです。
「椿の季語」の意味、使い方は?
冬に咲く早咲きの椿は
「寒椿」「冬椿」「早咲の椿」
とされ、冬に使われる椿の季語となります。
「椿の季語」の使い方には
大きく2つあります。
椿は花が落ちる際、
花弁が一つ一つ落ちるのではなく、
花が丸ごと落ちるのが特徴です。
その姿がどこか儚げさを
感じさせるところから、
①「悲しみ、儚げさ」
を表す時に使われることが多くあります。
また、
冬に咲く椿は一面真っ白な雪の中、
真紅の椿が赤く映えることから
②「孤高の美しさ、高貴さ」
を表現するのにも使われます。
椿は春の季語として使われると
先ほど述べましたが、実は
「他の季節に使う」場合もあります。
秋の季語で
「椿の実」ですね。
これは、そのまま
秋になると椿に実が出来ることから
秋の季語となっています。
なので「椿の実」なら
10月~11月あたりでも
使用できる季語となります。
どうでしたか?
季語を知ったことで俳句、詩、手紙
などに取り入れやすく
なったのではないでしょうか?
また、「椿の季語」だけでなく
「椿にまつわる話・花言葉」なども
知っておくことでより上手く使えるので
もう少し時間のある方は
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タグ:ツバキ科