ネジバナの花言葉とその素敵な由来とは?英語名、漢字も紹介!

カテゴリ「花言葉 6月 7月 8月 9月
2018.02.02
2020.03.15

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細長い茎の周りにピンクや白の花を

グルグルと咲かせる、

不思議な花を見たことがあるでしょうか?

 

花がねじれながら咲くことから

その名もずばり「ネジバナ」

 

今回はそんなネジバナの花言葉だけでなく、

その少し素敵な由来も紹介します。

また、英語名や漢字、花の特徴もまとめました。

ネジバナってどんな花?英語名も!

和名:捩花
別名:捩摺(モジズリ)、ネジリソウ
英語名:Lady’s tresses
英語名:Screw flower
学名:Spiranthes sinensis var. amoena
分類:ラン科ネジバナ属
旬:6~9月

ネジバナはランの一種で、

日本、朝鮮半島、中国

東ヨーロッパ、オセアニア

と幅広く分布します。

 

ラン科の花は

育てにくい種類が多いのですが、

ネジバナはどこにでも咲くことができます。

あまりに人間の生活圏に近いことから、

雑草として刈り取られることもあります。

 

その一方で古くから園芸品種として

育てる愛好家もいますが、

ネジバナは寿命が短く

環境の変化に弱いため、

同一個体の長期栽培は専用の環境を

維持しないと難しいと言われています。

ネジバナのの和名、英語名の由来は?

和名「捩花」と書くように、

ネジバナの花は細長い花穂の周りを

らせん状に回りながら咲いていきます。

 

こうした植物は回り方に

何らかの法則があることが殆どですが、

ネジバナは右回りもあれば

左回りもあり、また途中で

回り方が逆向きになるのもあり……

と、自由気ままに花を咲かせます。

 

英語名“Lady’s tresses”

「レディの巻き毛」という意味で、

ネジバナをカールのかかった

女性の髪に見立てて名づけられました。

 

元々巻き髪の女性が多い

欧米ならではの例え方ですね。

ネジバナの花言葉は?

花言葉『思慕』

思慕とは相手を思い慕って

恋い焦がれるという意味です。

 

ネジバナにつけられたこの花言葉は、

奈良時代にこの花をもとに

詠まれた和歌に因みます。

 

では、そんなロマンチックな

和歌を紹介したいと思います。

ネジバナの花言葉の素敵な由来とは?

万葉集の中に

「芝付(しばつき)の

御宇良崎(みうらさき)なる

根都古(ねつこ)草(ぐさ)

逢ひ見ずあらば

吾(あれ)恋ひめやも」

という和歌が収められています。

 

この「ねつこ草」は

ネジバナのことで、

ネジバナの様子を

恋に悩み苦しむ様子に例えて、

「あなたに逢うことがなければ、

私は恋に苦しむことも

なかったろうに」

と詠っています。

また、

古今和歌集には

「みちのくの しのぶもじずり

誰ゆえに 乱れむと思ふ

我ならなくに」

という和歌が収められています。

 

「陸奥の国で織られる衣の

「信夫もじずり」模様のように、

乱れてしまう心は誰のせいか、

私のせいではないですよ…」

という歌です。

 

こちらの歌に詠まれている

「もじずり」は花ではありませんが、

その言葉は古くから

恋の悩みの象徴として

使われてきたと言えるでしょう。
 

この記事を書いた人

あき
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