サギソウの花言葉には悲しい話が!?漢字、英語名も!

カテゴリ「花言葉 7月 8月
2018.04.15
2020.03.15

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鳥が飛んでいるような白い花が特徴のサギソウ。

 

日本各地でも良く見かける花なので

身近な花と言えます。

 

そんなサギソウには花言葉にまつわる話

花の名前由来など特徴的な話が多い花です。

 

では、さっそく見ていきましょう!

サギソウってどんな花?漢字、英語名も!


 
◆和名:鷺草(さぎそう)
◆別名:鷺蘭(さぎらん)
◆英語名:White eaglet flower
◆英語名:Fringed orchid
◆英語名:Pecteilis radiate
◆所属:ラン科サギソウ属
◆旬:7月~8月

原産は日本や中国など東アジアです。

昔から日本のあちらこちらで

見かけられていましたが、

乱獲により少なってきているのも現状です。

 

湿地で育つ花で、

直射日光で元気になるのですが、

西日には弱いです。

 

冬に植え付けて夏に咲く花なので

水の管理に注意が必要な花です。

サギソウの名前、英語名の由来は?

サギソウの名前の由来も

その花の姿からイメージされています。

白く切り目の入った花の姿を

空を飛ぶ白鷺のイメージと重ね合わせて

この花の名前が付きました。

また、珍しい事に

英語名「White egret flower」

もシラサギの花という意味です。

英語名も和名も同じというのも珍しく、

優雅な花の姿が認められている証拠ですね。

サギソウの花言葉は?

◆全体:清純、繊細
◆全体:夢でもあなたを想う、神秘的な愛
◆全体:芯の強さ、名伯楽

「繊細」「清純」は花の可愛らしい姿が

イメージされた花言葉です。

 

白くまっすぐと咲く姿は

この花言葉のイメージ通りです。

 

また、

愛に関連する花言葉はこれが由来になっているか

はっきりしていませんが、こんな伝説があります。
 

花言葉に由来するサギソウの悲しい話とは?

今現在の世田谷区にて城主を務めていた吉良頼康。

この城主に嫁いだ

奥沢城主の娘「常盤姫」の悲しい話です。

 

戦国時代は子孫を絶やさない事が

大変重要で、その事で城主ともなれば

たくさんの側室を抱えるのは

珍しくない事でした。

 

そんな世田谷城主頼康に嫁いだ常盤姫は

早くに子を身籠り頼康の寵愛を

多く受けるようになりました。

 

当然、そうなると面白くないのが

他の12人の側室でした。

 

口々に常盤姫の子は殿の子とは

疑わしいと言っていました。

 

その事は当然頼康の耳にも届くのですが、

頼康は初めは頑として否定するも

上手く言いくるめられて、

常盤姫に冷たく当たるようになりました。

 

その事で常盤姫はひどく落ち込み、

自身の死を持って身の潔白を

証明しようとします。

 

そして、幼少より大事にしていた

白鷺を一緒に連れて行くと、

山奥の方へと向かいました。

 

白鷺は主人の危機に大きく羽ばたき

実家である奥沢城へと向かいましたが、

狩りをしていた頼康に撃たれてしまいました。

そしてその白鷺を見つけた頼康は

白鷺の足に付けてある手紙を見つけると、

そこには常盤姫の遺書がありました。

 

驚き、すぐに山を捜すと常盤姫と

死産してしまった男の子の姿がありました。

 

頼康は大変後悔し、悲しみました。

 

更に撃たれた白鷺が死んだ場所には、

白鷺が飛ぶような姿をした

花が咲くようになりました。

 

これが現在のサギソウだったと言われます。

 

現在の世田谷区でも語り継がれる悲しいお話です。

これから道端でサギソウを見たら、

少し悲しい気持ちになりそうですね。
 

この記事を書いた人

あき
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