紫露草(ムラサキツユクサ)の花言葉、英語名は?驚きの由来とは!?

カテゴリ「花言葉 6月 7月 8月 9月
2018.08.19
2020.03.15

この記事は約 3 分で読めます。

紫露草(ムラサキツユクサ)は

その名前の通り、

梅雨の時期に綺麗な花を咲かします。

 

そんなムラサキツユクサはアメリカの花ですが、

和風の庭との相性が良いとされています。

 

古くから和歌や季節の花として

取り上げられており、

日本文化との関係がとても強い植物です。

 

日本文化では紫は高貴な色とされ、

貴族の衣服などに

好んで使われた色でもあります。

 

今回はそんな

紫露草(ムラサキツユクサ)の

花言葉、英語名、名前の由来

などをまとめました。

紫露草(ムラサキツユクサ)ってどんな花?英語名も!


 
別名:蛍花(ほたるばな)
別名:インク花
別名:トラデスカンティア
別名:コモンスパイダーウォート
英語名:Spiderwort
学名:Tradescantia ohiensis
所属:ツユクサ科ムラサキツユクサ属
旬:6月~9月
 

原産国を北アメリカに持ち、

約200種もの品種があります。

 

日本に入ってきたのは、

明治時代で現在まで主に観賞用として

親しまれています。

 

朝早く咲いても夕方にしぼんでしまう花ですが、

花が咲くスピードが早いので

花をたくさん楽しむことが出来ます。

 

かなり前の話ですが、

原発の安全性を証明する番組で放射能に汚染された

ピンクのムラサキツユクサが

取り上げられた事がありました。

 

自然界ではかなり敏感に

変化を察知する植物があります。

 

ムラサキツユクサは特にその傾向があり、

微量の放射線でも遺伝子レベルで変化して

自然には出てこない花の色になるようです。

 

現在では雑草のような扱いになっており、

その繁殖力の強さから

オーストラリア・ニュージーランドでは

大きな問題になっているようです。
 

紫露草(ムラサキツユクサ)の和名、英語名の由来は?

ツユクサ科のツユクサが

青い鮮やかな花を咲かすことに対して、

和名「紫露草(ムラサキツユクサ)」

は紫色の花を咲かす事から、

ムラサキツユクサと呼ばれるようになりました。

 

英語名「Tradeescantia ohiensis」

は植物学者トラデスカンティが由来となり、

彼の植物学への功績に対して付けられました。

 

ジョンは17世紀のイギリスで活躍した人物で、

王侯貴族たちの庭園を整備する庭師として働く傍ら、

世界各地の動植物や珍品を集めていました。

 

彼はそのコレクションを

自宅に訪れた人々にも公開しており、

現在の博物館の基礎を

築いた人物として知られています。

 

そのコレクションは死後息子が引き継ぎ、

息子の死後はその友人に託されながら

現代まで多くが残り、

イギリスのアシュモレアン博物館の

展示品として飾られています。

紫露草(ムラサキツユクサ)の花言葉は?

花言葉1:ひとときの幸せ
花言葉2:尊敬しています
花言葉3:尊敬しているが恋愛ではない
花言葉4:快活
 

ムラサキツユクサには

一日で咲き散るという事から、

儚さを含んだ花言葉があります。
 

 
それを表しているのが、

「ひとときの幸せ」です。

 

また、ムラサキツユクサの花言葉は

ただ『尊敬』するだけではなく、

『恋愛ではない』という限定がついています。

 

なぜこんな限定的なものになっているのでしょう?

 

これは花びらの青紫色が

聖母マリアの衣服を思わせることに由来します。

 

キリスト教徒にとってマリアは

「聖者」として尊敬する対象であり、

それを慕い尊敬するという関係は

色恋沙汰と切り離された高潔なものである。

 

高校生物の授業でムラサキツユクサの

細胞を観察することもあるため、

学生時代にお世話になったという方も

いるかもしれません。

 

こういった話を知っていると、

楽しい授業になりそうですね。
 

この記事を書いた人

あき
あき
花が大好きで作った趣味サイトです。皆さんから「花が好きになった!ためになった!」などのコメントをもらえてとても楽しく運営しています。

こんな記事もあります!

SNSでシェアしよう!

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ